2019年度セミナー・ワークショップ

日程・開催地

2019年9月17日(火)~20日(金)
ノルウェー科学技術大学(NTNU)Dragvollキャンパス

2019セミナー@NTNU スケジュール詳細

本学参加者

石井クンツ昌子(ジェンダー研究所所長・INTPARTメンバー)
申琪榮(ジェンダー研究所准教授・INTPARTメンバー)
小玉亮子(ジェンダー研究所研究員・INTPARTメンバー)
吉原公美(ジェンダー研究所特任リサーチフェロー・INTPARTメンバー)
松田こずえ(博士後期人間発達科学専攻・INTPART院生在外研修参加者)
下川自子(博士前期ジェンダー社会科学専攻・INTPART院生在外研修参加者)

セミナー・ワークショップ・ミーティング成果

2019年度のセミナーのテーマは「ジェンダー研究教育」、そしてワークショップは共同研究と書籍刊行に関するものである。両大学関係者が顔を合わせるこの機会に、今後のプロジェクトの方向性を定めるための話し合いも持たれた。また、NTNUでのミーティングの前後の日程に、参加者個々の研究課題についてのノルウェーでの調査も実施された。

2019セミナー@NTNU 各セッションの内容

準備期間も含め、これまで、両大学のメンバーは頻繁にメールのやり取りをし、4半期ごとにテレビ会議を実施するなどして事務業務関連の連絡を密にしていたが、メンバーが一堂に会して話し合うことにより、プロジェクトの基礎を固めるという大きな成果が得られた。合わせて、NTNUのメンバーのジェンダー研究・教育に向ける熱意に直接触れることができた感慨は大きく、本共同プロジェクトが、お茶大の教員・研究者・院生に刺激となり、より優れた研究教育の成果につながるであろうことを実感した。

本プロジェクトはノルウェーと日本の比較を主眼にしているが、それは決して国際指標などを基準にして優劣を判断するものではなく、文化・社会的な相違や相似などを考慮した総合的な視点によるものにするという理解が、17日のセミナー、18日のワークショップを通じて確認され、メンバー間で共有された。これは、本プロジェクトの知見面での方向性を定める重要なステップである。合わせて、今後の事業展開のための充実した協議が持たれ、ノルウェーと日本それぞれのジェンダー平等に関するテキストを含めた共有リーディングリストの作成や、アンソロジー刊行のスケジュール、比較研究プロジェクト編成など、着実なプロジェクト推進のための具体的な方策が示された。

2020年度には本学で同様のイベントが開催される計画であり、今回の成果をさらに発展させる形の企画の立案を進めている。

NTNUのウェブサイトに掲載されているセミナー成果報告(英語)もご参照ください。