パートナーシップ構築の経緯

NTNUジェンダー研究センターとIGSとのパートナーシップの構築は、2016年秋の、ノルウェー大使館の仲介による交流の開始を起点としています。

2017年4月のNTNU代表団の来日の機会に、代表団の長を務めたジェンダー研究者、カーリ・メルビー(Kari Melby)副学長(肩書は当時)と、センター所属教員であるプリシラ・リングローズ(Priscilla Ringrose)教授、グロ・クリステンセン(Guro Kristensen)准教授(肩書は当時)をゲストスピーカーに迎えての国際シンポジウム「最も幸せな国のジェンダー平等:ノルウェーのジェンダー研究とファミリー・ライフ・バランス」を本学にて開催しました。

これを契機に、両研究機関の共同プロジェクト実施についての具体的な検討を開始すると同時に、本学とNTNUの大学間協定締結に向けた協議も、両大学の国際交流担当により進められました。

同年9月には、本学から、佐々木泰子国際担当副学長、石井クンツ昌子IGS所長、佐野潤子・吉原公美IGS特任リサーチフェローがNTNUを訪問し、大学間協定の調印式および共同プロジェクト準備会議が行われました。

準備会議では、両研究所において実施されている研究についての情報交換およびINTPARTへの共同申請にむけての具体的な話し合いがもたれ、助成金の申請書類を2018年4月に提出しました。

画像:NTNUオンライン新聞記事「NTNU、日本の女子大学との提携を開始」2017年9月26日 (ノルウェー語)

INTPART助成金申請の審査結果を待つ間も共同研究プロジェクトの具体的なテーマについての協議が進められ、同年11月には、NTNUのジェニファー・ブロンラ(Jennifer Branlat)研究員とクリスティン・オイガルドシリア(Kristine Øygardslia)研究員が本学を訪れ、INTPARTプロジェクトに向けた2回目の準備会議を開催しました。

2018年12月に助成金の採択が決定し、2019年4月より本プロジェクトが開始しました。